【公開案内】映像シリーズ作品『プラネット・ブルー』
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター(COLE)は、日本財団との共同製作によるオリジナル映像シリーズ作品『プラネット・ブルー』を2021年7月21日(水)に公開しました。
本作は、地球上の海洋の起源に遡り、最先端の自然科学研究の知見を紹介しながら、現代的課題とのかかわりも含めて海洋を総合的に描く映像シリーズ作品(全6作)です。中学生を主対象に、子どもから大人まで楽しめるドラマ仕立ての作品に仕上がっています。
地球の海の水は、いつどこから来たのでしょうか。海が38億年前に誕生してから、その姿はいつも同じだったのでしょうか。海は私たち生命の誕生といのちの連鎖と、どのようにかかわっているのでしょうか。そしてこれから、私たちが海とともに生きていくために、何をどのように問うことができるのでしょうか。
各作品では、海をめぐる様々な謎と問いに焦点をあてています。どの謎と問いも現代と未来の海へ繋がっています。
例えば、地球が過去に丸ごと白く凍ったという「スノーボールアース」の仮説が登場したのはわずか30年ほど前のこと。また、2020年12月に帰還した「はやぶさ2」(JAXA)のプロジェクトから地球の水の起源がどの程度わかるのかは、たった今、取り組まれている問いです。同時に、地球温暖化や環境汚染などの環境問題もまた、私たちが今直面している課題です。
『プラネット・ブルー』全6作を通じて、私たちにとってかけがえのない海の様々な姿や謎を感じてみてください。海の過去を振り返り、今まさに研究が進む様々な謎を紐解く6つの旅が、みなさまお一人一人の「海と私たちの未来を考える旅」へもつながっていくことを願っています。
『プラネット・ブルー』各作品の視聴について
※下記タイトルをクリックすると本サイト内の作品ごとの視聴用ページに飛びます。
第1作「海という奇跡」
第2作「謎に包まれた海の起源」
第3作「宇宙から知る海」
第4作「白い海の謎」
第5作「海がつくる環境」
第6作「人類と海」
作品情報
- 企画・製作:東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター 日本財団
- 監修 :東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター 茅根創(第1・6作) 橘省吾(第2・3作) 田近英一(第4・5作)
- 制作会社 :株式会社千代田ラフト
- 出演者 :石井心寧(アオイ役) 赤石考(リテ役)
- プロデューサー :小室崇
- ディレクター :グボグロ イリナ(第1・2作) 河野達哉(第3・6作) 新埜七菜実(第4・5作)
本作についてのお問い合わせ先
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター
特任研究員 梶川萌(kajikam@p.u-tokyo.ac.jp)
※新型コロナウイルス感染症対策の一環とした在宅勤務を実施中のため、メールによるお問い合わせにご協力ください。